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五箇山歳時記

なんと-e.com公式ブログ「なんとコラム」


2007年11月17日
 今回は、合掌造りの屋根の材料になる茅についてお話します。よく茅葺屋根といいますが、その材料は様々で、日本全国一般的にススキやヨシ等が使われます。
 五箇山では、ススキかススキの仲間であるカリヤスを屋根葺きの材料に使いますが、ススキのことをオガヤ、カリヤスのことをコガヤと呼んで区別しています。見た目の印象ですと、オガヤの屋根は茎が太いので粗い感じがします。逆にコガヤの屋根は茎が細いのでよく詰まった細かい感じがします。どちらが長持ちするかは一概には言えませんが、五箇山の風土(豪雪)には昔から使われているコガヤの方が合っているような気がします。オガヤは岐阜の荘川地方や宮城県の業者から購入してますが、コガヤだけは地元で栽培しています。昔から集落近くの山の斜面に茅場と呼ばれる茅の畑を作って、毎秋コガヤを刈り取っています。
 毎年10月20日前後になると、上平地区では12軒程の茅場を森林組合の作業員が茅刈します。日当たりのよい茅場は、刈り倒してからその場で4日ほど天日で乾燥させてから直径25センチ程の束に縛って、倉庫に搬入保存します。日当たりの悪い茅場は、刈った後そのまま縛って茅場から持ち帰り、家の周りに立て雪囲いにして春まで乾燥させます。菅沼集落の民俗館や合掌の里の家屋に雪囲いをしていますので、五箇山に来られた際はちょっと覗いてみて下さい。
 20日間ほどかけて、約5000束の茅を刈り取ります。今年は8人ほどで作業していたので大変でした。上平の茅場は、不便な場所が多く運搬に労力がかかるからです。茅葺屋根が減少していったのも茅の確保の困難さが一因になったと思われます。
 

 さて問題です。写真は昨年葺いた菅沼集落の旧中井家ですが、いったい何束のコガヤが使われたでしょうか?正解は次回のコラムで…。
 







 

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2007年11月02日
 みなさんはじめまして。
 私は五箇山で合掌家屋の茅葺き屋根の葺替の仕事をしています。
 そこで、コラムを通じて南砺市の他の地域のみなさんに、茅葺屋根の事や五箇山の自然について知らせていきたいと思います。
 現在、屋根の材料である茅の刈り取り作業(茅刈り)で大忙しです。今年は刈り取り時期になってから、晴天が続かず刈り取りが例年よりも遅れています。もう10日ほどかかるかもしれません。
 今回は余裕がなくて詳しく書けませんが、次回は茅刈と茅についてもう少し掘り下げて紹介します。

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numa
平成7年に神奈川県川崎市からIターンしました。現在、五箇山森林組合で森林作業と合掌家屋の茅屋根の葺替作業に従事しています。3児の父。
趣味:バンド

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